イスラム圏は花嫁、花婿別々に結婚式を行います。花嫁側はもちろん、女性だけ!

もう一昨年の話になりますが大好きな岸田さんことハムダなおこさん(在UAE20数年、優秀すぎるお子さん5人!素敵な著書アリ)のご親戚の結婚式にお誘いいただき、アラブの結婚式に参加させていただきました。あんまりにも日本と違うことだらけだったのでここに列挙します。

1 式の始まりは夜8時半とのことですが、私達が会場で待ち合わせしたのは9時すぎ。でもそれでちょうどいい感じだそうです。
2 招待客はすべて女性。親族の女性は黒い上着、アバヤを脱ぐ!みなさんセクシーで華やかなイブニングドレス!岸田さんは遠いご親戚とのことで、岸田さんとお嬢さんはドレスの上のアバヤは脱がないで会場入り(素敵なドレスをお召しなのに)。ちなみに私は着物で参加(ああ着物って便利)。
3 女性だけなので、会場のスタッフもすべて女性。
ちなみに男性のお客様をまねいての結婚式は数日前に終了。近年は男性側の式はアフタヌーンティーの時間帯にお茶とスイーツだけで安上がりに済ませることもあるとか。
4 花嫁の登場は夜10時半。それまで大音量のアラビアンポップが流れる中、ひたすら前菜を食べて待つ。余興やスピーチ、いっさいなし。
5 前菜をたべながらも、チョコレートを配りに来る人、お花を配りに来る人、香水をサービスしてくれる人などとのやりとりが頻繁にあり、座っているだけでもけっこう忙しい。

6 爆音のBGMが止み、パッヘルベルのカノンが鳴る中、花嫁登場、振る舞いのお札が舞う中、ステージまでの花道をゆっくりゆっくり練り歩き、10分くらいかけてステージ上のソファに着席(日本のような高砂ではなく、白い大きなソファー。花嫁に料理はサーブされないのでテーブルはなし)
7 BGMが先ほどの爆音ポップに戻り、花嫁に友人や親族が代わる代わるに挨拶しに行き、記念写真をとる。花嫁の友人はダンスしたり思い思いに楽しんでいる。私のような親族ではない人達は写真はNG。
8 花嫁登場後、やっとメインの料理が運ばれる。といっても前菜を食べ過ぎてもうお腹いっぱい。しかし食べる。
9 当然のことながら、イスラムの結婚式なので「お酒ナシ!」モクテルと呼ばれるカクテル風のジュースや、お水やコーラで過ごす。
10 11時半ころ、花婿と花婿の父が登場。この時間まで待ちきれない+満腹のお客様は花婿を見ずして帰る。しかも多数。
11 花婿がお札が舞う中花道を練り歩き、花嫁のヴェールをとってキスするのが今日のメイン。
12 花婿が登場した後は男性の親族が十数名会場に入る。そのため、花婿が入場する前に「女性のみなさん、アバヤ(黒い上着)を着てください」とのアナウンスが入る。みんな、あっという間にアバヤを着て、スカーフで頭を覆う。
13 今回の結婚式の招待状が岸田さんに来たのが5日くらい前、私達に声をかけていただいたのが2日前。こんなものなのだとか。
14 あんまり近すぎる親戚だと岸田さんもお手伝いがあるので、のんびり座って食事ができないのでお友達を気軽に誘えない。今日は遠いご親戚なので同席が可能だったとか。

15 岸田さんの結婚式はどんなだったのかうかががったら、ご自宅で、3日間かけて行われたのだそう。当時はどうしてよいやらわからず、旦那さまは男性側の結婚式にいってしまうから、何も聞けず、なんだかわからないうちに終わったような感じ、とのことでした。

16 費用はすべて花婿の家が負担。客はご祝儀などを包む習慣はない。この日の式は約1000名弱、数千万円規模だそう。

17 こちらの式はお客様が多いのがステイタス、会場は10人がけの円卓がズラ~っと並び、親族以外はどこに座ってもOK。今回はほぼ満席。中には席が埋まらず寂しい印象の式もあるそう。日本なら1名お客様が増えた減ったで大騒ぎなのに、こちらは本当に太っ腹!だって開けてみるまで何人来るかわからないのに、その分の席や食事を用意してくれるのですから!
18 花婿が登場し、男性の親族もやってきて記念撮影をして、式はおひらき。
19 こちらは結婚相手は基本親が選ぶ。結婚前は身体検査にはじまり、家柄など親戚にわたるまで調べられる。家名を汚すような人が親戚にいたら、結婚は不可。

とまあ、日本とは違いすぎるとっても興味深いイベントでした。
違う部分はたくさんあれど、どこの国も、いつの時代も、これは花嫁が主役。どこまでも美しい花嫁でした(^^)