(写真 運転席からのシェィクザイードロード)ドバイに住んで3年が経ちます。日本企業からの駐在でもなく、現地採用でもなく、現地人と婚姻関係にあるわけでもない私達家族のような「なんとなく組」がここに住むため、要するに居住者ビザを取得するためには
1 不動産を購入
2 会社を設立
以上2つの選択肢があります。
1は資金さえあればすぐに完了です。摩天楼輝くドバイですがまだまだ発展途上。新築、中古、マンションから豪邸まで購入できるものはいくらでもあります。住宅を購入すると居住者ビザが取得できます。
2はここアラブ首長国連邦(UAE)のどの首長国でもかまわないので、会社を設立することです。会社を作るには2通りあり、フリーゾーンという経済特区か、それ以外の場所で会社を作ることができます。何が違うか、というとフリーゾーンは100%外国資本ということが可能で、それ以外の場所だとローカル(UAE人)の誰かと組んで、そのローカルが必ず51%の株を保有する、という条件で会社を設立する決まりがあるのです(要するに絶対に現地人が損をしない仕組みです)。首長国によっては1会社1業務(例えば飲食なら飲食のみ)なのですが、その縛りが緩い首長国などもあり、どのような業務形態を望むかで首長国を選ぶ、いう選択も可能です。形だけの簡単なオフィスはその首長国においておいて、実際の業務は他の場所でする、ということも可能です。
会社設立時にはある程度の金額が必要(200万円前後)ですが、一度設立してしまえば、3年有効の居住者ビザは取得できるし、法人税や所得税などもありません。会社を1年毎に更新する際にはまとまったお金が必要ですが、無税ということを考えるとこれは必要経費としては安いものだと思います。
だいたいの目安ですが会社設立は1ヶ月〜2ヶ月、その後居住者ビザを取得するまでに1ヶ月ほどかかります。我が家の場合は世帯主が会社のインヴェスター、残りの家族は家族ビザ、家政婦はメイドビザでここドバイに居住している、という内訳です。
ビザが取得できてはじめて住居が借りられます。そしてその次はライフラインや携帯電話、もろもろの契約などが待っています。ま、中東とはいえ、ここはあらゆる人種が入り混じった街ですからお役所などに行くと同じ質問をしても係員ごとに違う返事が返ってきたりと日本の常識では考えられないアバウトさがありますが、それも人に話すネタが増えたと思って慣れるしかありません。

(写真 近くのビーチ。5月くらいまでは砂浜で遊ぶことができます。夏は暑すぎて、無理)

覚悟、というほどでもないのかもしれませんが、この中東ならではの「慣れなくてはいけない習慣」というのが
・「明日できます」の「明日」は24時間のことではなく、近い未来のことを意味する、だいたい1週間とか1ヶ月など(笑)
・気温や砂のおかげで家やクルマがものすごい勢いで傷む
・一軒家の場合、夏の間、長期で家をあける時は冷房をつけたままにしておかないとキッチンの天井がカビる
・子どもの服や靴は砂だらけ
・女性が物申しても聞き入れてもらいにくい
・本題に入る前の世間話が異様に長い
・そこそこの雨が振ると大洪水になる
こんなところでしょうか。まだまだあるような気がしてなりませんが、これも社会勉強、と思って毎日楽しく過ごしています。次回は日本の常識でいると大変な目にあう、という中東の法について触れたいと思います。(写真 クルマの温度計が60℃近くになる日も。)