なんか忘れてました、地に足がついた感じを。

スペイン、バルセロナに来ました。急に決めたので、エアーチケットをとったのがフライトの3日前。ここは人が陽気で、親切。しかしお店や営業時間は、ひと昔前の感じです。昨今、日本でも百貨店の休業日が増えたり営業時間が短縮されたりしますが、ここバルセロナはスーパーなど、日曜日はしっかり閉店です。道のいたるところに小さな子供が遊べる簡単な遊具があったり(しかも木製!)海沿いの防砂林の前後も公園だったり、カフェは道まで席が溢れ出しており、外の空気を味わうことが容易にできます。 

 現地6泊。家族旅行なので、スケジュールはかなりルーズに、サグラダファミリアとグエル公園だけ。あとはその場の雰囲気で、と思っていました。長男が体調を崩し、下の子供たちを連れて公園に行っただけの日もありました。「見たいもの、見逃さず、全部見る。」こう思って実践していた若い頃とはまた違う旅行の楽しみ方です。そこでびっくりしたのが娘の一言。

「鳥の声だー」。

そうなんです、普段私達ドバイでは鳥の声が聞こえない場所に居るのです、窓のあかない、地上380メートルの自宅。だから娘には鳥の声が新鮮だったのです。普段行く公園も整地されているので、落ちている木枝を探す方法も知らない、松ぼっくりが松になっているのを初めて見る、など私が子供の頃に普通に経験していた事を彼女は7歳近くになるまで知らなかった、これは衝撃でした (もっとも、「普通」の概念が人それぞれなのは重々承知しております)。

  (海岸も、大通りも、わんこの多いこと。) 
(何年にもわたり沢山の子供たちの笑顔を生んでいるであろう、今では珍しい木製の遊具。)

少々極端ですが、日が昇るとともに起き、沈むとともに寝る、といったような当たり前がここにはありました。不景気だと言われているスペインですが、みなさん笑顔で、人生を楽しんでいるように見えました。高いビルも、高級車もほとんど走ってないこの地。人間らしい生活とは何か、を考えさせられる旅でした。